航空無線通信士・航空特殊無線技士・航空通信士って無線の資格いっぱいあるけど、どう違うの?種類について解説するよ
さて、航空特殊無線技士の試験があと1週間、航空無線通信士の試験があと3週間ほどのようなので、他の記事を差し置いてこっちを先に。
少し真面目にやっていきましょう。
コンテンツも増やしていきたいので、いい機会です。
無線関係は全部で4記事を予定してます。(増えるかもしれんし、やる気によっては減るかも)
航空特殊無線技士
略称:航空特
取得方法:国家試験に合格するor養成課程を修了する
年齢制限:なし
試験科目:無線工学と法規の総合問題と電気通信術の2科目
年間試験回数:3回
年間取得者数:約1500~2000人
管轄省庁:総務省
操作範囲:自家用操縦士・航空機使用事業
養成課程を修了するか試験を受けてください。
ちなみに養成課程は3日で40,000円ほど。
試験を受けた方がいいです。
航空無線の資格の中では、比較的簡単な資格かなと思います。
むしろこれに合格できないと、下に記載する航空無線通信士は一生合格できないと思ってもいいレベルです。
それくらい簡単ってこと。
合格率は約75%ってなってますね。
この資格で無線通信ができるのは、まず自家用航空機の操縦士の方。
お金持ちフー←
あとは、写真撮影や農薬散布のような航空機使用事業のみです。
エアラインのパイロットや管制官はこの資格だと仕事できません。
航空無線通信士
略称:航空通
取得方法:国家試験に合格するor養成課程を修了する
年齢制限:なし
試験科目:無線工学・法規・英語・電気通信術の4科目
年間試験回数:2回
年間取得者数:約1000~1500人
管轄省庁:総務省
操作範囲:航空運送事業の操縦士・航空管制官
航空無線通信士、航空通と言われる無線資格ですね。
航空特の上位資格です。
こちらも養成課程を修了するか試験を受けるかです。
お金と時間に余裕のある方は養成課程を…。
年に1回、3週間拘束されて21万円かかります。
僕は試験を受けた方がお得と思ってます。
ちゃんと合格できればね。笑
こっちは航空特に比べたら難しいかな。
1日で4科目やるからね。
合格率も40%程度。
科目合格もあり。
この資格で無線通信ができるのはエアラインのパイロットと航空管制官。
日本でエアラインパイロットや管制官を目指すなら必須の資格です。
航空通信士
略称:不明、たぶんそのまま航空通信士
取得方法:国家試験に合格する
申請の制限:17歳以上で航空無線通信士免許を保持していること
試験科目:航空通信・航空機の構造・航法・航空気象・航空法規の5科目
年間試験回数:2回
年間受験者数:約0~5人
管轄省庁:国土交通省
操作範囲:航空機に乗り組んで受信を含む無線設備の操作
これ今いるの?って資格です。
管轄省庁が違います。
航空従事者については長くなるのでまた別の記事で。笑
今の無線設備は航空無線通信士の資格があれば事足りる(パイロットがやっちゃう)ので、航空通信士という仕事自体ほとんどいらない状態。
受験者数見てもわかる通り、絶滅危惧種な資格です。
まとめ
自家用で操縦や事業用で農薬散布などしようと思ったら、航空特殊無線技士。
取る必要があるのってのが航空通信士。
目指すもので資格が変わります!
次回は受験申請方法か勉強法のどちらかを更新予定。