航空特殊無線技士の勉強法は?自家用操縦士を目指す方はこちら

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自家用操縦士に必要な資格の航空特殊無線技士です。

自家用で飛ばしたい方は、この資格か航空無線通信士のどちらかが必須です。

僕はフライトスクールの要件で、航空特か航空通のどちらかが必要だったのでビビって両方受けました。

航空通に比べて簡単なので、自家用で飛ばしたい方はこっちを取るのをオススメします。

あくまで個人的な意見ですが、鼻ほじりながら勉強しても受かるよ。笑

これが取れないですヒーってなったら、航空通も自家用の学科もどんなに勉強しても取れない。

それくらいのレベルです。

 

⭐︎航空通と航空特どっちを取ったらいいの?って人はこちらから

pilot-taku.hatenablog.jp

 

⭐︎エアラインでパイロットを目指す方は航空通の勉強をこちらから

pilot-taku.hatenablog.jp

 

 

航空特殊無線技士の試験

まずは予備知識として知っておかないといけないことを。

 

試験科目

無線工学

法規

電気通信術

の3科目です。

ですが、無線工学と法規は1時間の中で両方やっちゃうので、実質1科目の総合問題みたいなもんです。

後述しますが、電気通信術は受話と送話をやります。

 

試験の形式

無線工学と法規は多岐選択のマーク方式。

マークミスがないように気をつけてくださいね。

問題用紙は持って帰れます。

自己採点する場合は、問題に自分の解答は丸をつけておきましょう!

 

配点も各科目で違います。

・無線工学

12問、配点は1問5点の60点満点。

・法規

12問、配点は1問5点の60点満点。

・電気通信術

受話は書き取り式

ひたすらフォネティックコード(これも後述)を聞き、100個アルファベットを書き取ります。

1問1点で100点満点。

送話は口述式

こちらはフォネティックコードを100個、試験官の前で言っていきます。

こちらも1問1点で100点満点。

詳しくは電気通信術で書きます。

 

試験時間

13:00 無線工学と法規(1時間)

14:10 電気通信術(受話が10分程度、送話は順番次第で終わる時間が変わる)

以上!

 

大体いつもこの並びになってます。

無線工学と法規は一定時間過ぎて解き終わっていれば途中退室もできます。

大抵みんな途中退出していきます。

途中退出してもよいとアナウンスされるので、その指示に従ってください。

 

電気通信術は、受話の開始時間を変更してやる場合もあるので要注意です。

送話は呼ばれた順にやっていくので、終わりの時間はわかりません。

早ければ開始後に10分もすれば終わりますし、遅ければ受験者全員を待って最後の可能性もあります。

 

合格基準

さて合格基準ですが、

無線工学  60点中40点

法規    60点中40点

通信術受話  100点中80点

通信術送話  100点中80点

 

無線工学と法規が7割、電気通信術が8割で合格です。

 

航空特殊無線技士の勉強法

無線工学と法規 

丸暗記

無線工学と法規はとにかく丸暗記してください。 

参考書などで解説などいらないです。

僕は過去問だと問題数が少ない(無線工学・法規で12問ずつしかない)為、下記の問題集を覚えるまでやりました。 

似たような問題が何問も続くので覚えやすいです。

覚えるまで何周もやって試験に臨みましょう。

 

電気通信術

航空通でも書きましたが、大事な電気通信術です。

フォネティックコードを覚えないといけません。

訓練や実務において頻繁に使う重要なやつです。

フォネティックコードはアルファベット26文字を航空無線特有の読み方をします。

聞き間違えを防ぐ為だよ。

つまりとても大事。

絶対に覚えてね。

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Aはアルファ、Bはブラボー、CはチャーリーなどなどZまで。

 

はい。

電気通信術はこのフォネティックコードを「聞き取れるか」と「言えるか」が問われます。

 

まず受話から。

これはフォネティックコードの音声を聞いてアルファベットを書き取ります。

時間は2分で100字です。

リマ・オスカー・ウィスキーなどと流れるのでL・O・Wと書き取っていきます。

5文字で一区切りです。

間違えないように書いてね。

直す時間はほぼない&どんどん流れていって直してて聞き取れないとかなるから。

これは結構、集中力が必要です。

 

次に送話

こちらは試験官の前で、渡された紙に書いてあるアルファベットをフォネティックコードで読み上げていきます。

時間は2分以内で100字です。

必ず読み始める前に「始めます、本文」と言ってください。

D・M・Vなどと書いてあるので、デルタ・マイク・ビクターと読みあげます。

5文字で一区切りしてください。

100字フォネティックコードで読み終わったら、「終わり」と言ってください。

間違えた場合は「訂正します」と言って、間違えた文字の2〜3字前から言い直してください。

落ち着いて読み上げてくださいね!

※ちなみに試験官とは1対1ですが、同室で別の受験者が読み上げています。笑

つられて他の受験者のフォネティックコードを言わないように注意してください。笑

 

iPhoneiPadなどをお使いの方は、このアプリで受話と送話の練習ができます。

電気通信術練習

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僕はiPhoneなので、Androidの方はすみません。 

さすがに動作確認ができないAndroidのアプリの紹介はできません。

 

受話と送話の採点基準です。

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送話で、訂正は3字までなら減点されません。

噛んだり間違えても訂正すれば大丈夫、と思って受けてください。

受話でもし間違えたと思ったら、消してしまう方がいいかな。

誤字より脱字の方が減点が低いです。

品位は相変わらず謎なままです。笑

大人しく受けとけばいいと思います。笑

80点以上で合格なので、どちらの科目も落ち着いてやれば大丈夫です。

 

まとめ

覚えるまで問題集。

何回も繰り返し解いて、問題と答えをリンクさせて覚える。

電気通信術の送話は何度も口に出して覚える。

受話は何度も聞いて書き取りの練習をしておく。

以上!

健闘を祈ります!